会社設立の準備で考えること
会社を設立する上で、まずは考えておかなければならないことがいくつかあります。
それが、会社名(商号)、事業目的、所在地についてです。
会社名は、これからずっとついて回る名前です。
一言で、どのような会社なのか、印象付けることができるぴったりの名前を決めましょう。
また、事業目的も一言で、会社のすべてを表すとても大切な事です。
どうして会社を設立するのか、この会社は何のためにあるのかを明確にする文言となります。
目的がしっかりとしていないような企業は、絶対安定しません。
不安定な会社は、株主が安心して出資することもできませんし、クライアントがつくこともないでしょう。
役場に出向いたりする前に、まずは頭でまとめておくべきことのみ事です。
第一ステップとして考えるべきことなので、会社設立を考えたら、少しずつ具体化していきましょう。
会社設立と印鑑の用意
会社を設立する上で大切な事の一つが印鑑の用意です。
会社の印鑑をつくり、印鑑証明をとりましょう。
印鑑は、最低でも1つ必要になりますが、できれば4種類用意しておけばスムーズに作業が進むはずです。
最低でも必要なのが、法人実印である代表者印です。
他にあるべき印鑑が、銀行印、社印、ゴム印(角印)となります
また、作った印鑑の印鑑証明の手続きをしたら2部所得しておきましょう。
定款の認証、設立登記申請の最低でも2回必要になる書類です。
会社設立に必要なお金を用意する
会社を設立するために、資本金の用意が必要です。
現行の会社法では、資本金に関する決まりはありません。
その為、極端な事を言えば100円でも1円でも起業をすることができます。
しかし、1円だけで会社を興すというのは現実的ではなく、一般的には数百万円かかると言われています。
これには、事務所の賃貸契約、印鑑や机などの雑費が必要になるからです。
業種によるものの、大体300~1000万円の資本金でスタートさせていることが多いです。
ただし、1000万円を超えた場合初年度から消費税の課税対象になるので注意しましょう。
会社を設立する上で資本金以外に必要なお金があります。
それが、設立にかかる費用です。
株式会社の設立なら約25万円、合同会社の設立なら約10万円の費用がかかります。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。