個人事業主?会社設立?独立前にしておきたい違い
個人事業主として独立するのか会社を設立してしまうのかというのは、脱サラをするときに誰もが考える事柄です。
大きく違うのは、法人になるかどうかということで法人税がかかるという問題が生じてきます。
また、会社を設立すると株式会社の場合は登記をしますので、費用がかなりかかります。
個人事業主として開業するには個人事業主の開業届を提出すれば良いだけなので、費用はかかりません。
一般的には1000万円程度儲けることができるのであれば、法人にする必要があると言われています。
そこまで順調にいく自信がないのであればまずは個人事業主から始めてみることができます。
業種によっては法人でないと取引ができなかったり認可が下りないという場合もありますので、そういう場合は初めから会社設立を考えなければなりません。
目標を高く持つことによってモチベーションも上がる
いろいろな考え方があり、ある程度の資金があるならばいきなり会社設立をしてしまって、モチベーションを高く保つという人もいます。
目標を高く保つことによってモチベーションを上げることができますし、必死になって仕事するので成功しやすいという考え方です。
それとは間逆の考え方で、個人事業主として初めて地盤を固めてから会社設立をしていくことによって、身の丈のあった商売ができると考える人もいます。
それぞれの考え方や性格などによって出す結論は異なってきますが、いずれにしても個人事業主と会社設立をするのでは大きな違いがあるということは覚えておきましょう。
会社を設立して代表になるということは会社からお給料をもらうことになりますし、自分の貯めたお金で会社を設立したとしても、自分で勝手に引き出したり給料を調整できるわけではありません。
その辺の融通を利かせたいというのであれば個人事業主から始める必要があります。
そういう違いも意識して、どのようにして独立するかを決めます。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。